海外情勢

シンガポール、自動運転車で街づくり加速 国土の狭さ逆手 (1/2ページ)

 国土が狭い都市国家シンガポールが、自動運転車を活用した街づくりに乗り出している。少子高齢化社会を支える手段となるほか、関連企業を誘致するビジネスチャンスとして捉え、研究開発の拠点となるべく環境整備を進めている。

 3月、同国の自動運転車の試験場。運転手がハンドルに手を触れることなく、全長約12メートルのバスがカーブを丁寧に曲がり、障害物を感知して一時停止した。スウェーデンの自動車大手ボルボとシンガポールの南洋理工大が開発する、最大80人が乗れる自動運転の電動バスだ。将来は充電場所や洗車場へも自動走行する。2022年には国内3地域で自動運転のバスが試験運行する見通しだ。

 運輸省などは17年11月、自動運転車を走行させる東南アジア初の試験場を開設した。広さ約2ヘクタールの敷地内に信号機やバス停を設置。南国の気象条件に対応するため、雨天や浸水した道路での走行性を試す区域も整備した。複数の企業や研究機関が、試験場を活用して開発に取り組んでいる。

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