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農山漁村の宝、障害者雇用に貢献 最優秀賞は魚の屋

 政府の有識者懇談会は、地域活性化に取り組む優良事例「ディスカバー農山漁村の宝」の最優秀賞に当たるグランプリに、希少な天然ワカメのブランド化で漁師の収入増や障害者の雇用拡大に貢献した、魚の屋(島根県大田市)を選んだ。

 同社は障害者就労施設や1人暮らしの高齢者にワカメの加工作業を発注し、水産業と福祉をつなげた地域振興を実現した。所得向上や雇用増に寄与するビジネス部門から選ばれた。

 準グランプリは計4の団体や地区が受賞した。ビジネス部門からは、東京五輪のメダルケースを作成した山上木工(北海道津別町)、茶の輸出で売り上げを伸ばした杉本製茶(静岡県島田市)が選定された。地域活動を活性化したコミュニティー部門からは、国内で生産量の少ないサフォーク種の羊の飼育や販売に取り組んだ北海道立遠別農業高校(北海道遠別町)、森林を活用したウオーキングツアーを実施した上山市温泉クアオルト協議会(山形県上山市)が選ばれた。

 里山を再開発し「自然体験村」を創設した石川県能登町の上乗秀雄さん(75)が個人賞を受賞した。

 安倍晋三首相は3日に開催された受賞者らとの交流会に参加し「美しい田園風景や文化を守ってきたのは、地域で頑張ってきた皆さんだ」と祝福した。

 政府は「農山漁村の宝」を「むらのたから」と呼び、選定した団体や個人の活動をホームページなどで紹介している。6回目の今年は全国から931の応募があった。

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