海外情勢

中国・武漢、新型肺炎対策の新病院がわずか10日で完成

中国新聞

 中国湖北省武漢市で、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に対応するため建設された武漢火神山病院が完成し、2日、人民解放軍医療部隊に引き渡された。診療は3日の開始。

 同院は建築面積3万3900平方メートルで、病床数は約1000床。重症患者向けのエリアを設け、感染リスクをコントロールするための設備などが導入されている。

 2日には孫春蘭・副首相が習近平総書記の委託を受け、中央指導グループを率いて同院を視察した。

 同市は1月23日、緊急会議を開催し、(重症急性呼吸器症候群=SARS=発生で建設された)北京小湯山病院にならい火神山病院の建設を決定。重機や作業従事者を動員し、わずか10日で完工した。

 中国通信大手の中国電信と 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)は、同院と、同じく武漢市内で建設が決まった雷神山病院の建設作業をライブ配信し、同時視聴者数は8000万人を超えた。(中国新聞社)

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