海外情勢

北京、エアドーム式で1日3万人コロナ検査

中国新聞

 中国北京市大興区で、新型コロナウイルスの核酸検査を行うためのエアドーム式検査室「火眼」が初めて導入された。1日当たり最大3万人分の検査を行うことができ、市の検査能力を大幅に引き上げる。

 中国ゲノム解析大手で火眼の運営などを手掛ける華大基因の北区首席代表、劉心氏によると、火眼は移動可能で自動化された大容量の検査室。各ドームは高さ3.5メートル、使用面積約70平方メートルで、9つの火眼には計14台の自動化された核酸抽出装置がある。

 従来の検査室と比べ、輸送が便利で迅速に設置できるなどの特長があり、1つの火眼を膨らませるのにかかる時間は約50分。検査サンプルの受け渡しに使う窓が複数人によって同時に開けられない設計や空調設備などにより、厳格な感染予防策が取られている。(中国新聞社)

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