国内

1~3月期GDP 再改定値2.2%減

 内閣府は3日、2020年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の再改定値を発表した。物価変動を除いた実質で前期比0.6%減、このペースが1年続くと仮定した年率換算は2.2%減。6月公表の改定値と比べるとわずかな上方修正となったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2四半期連続のマイナス成長となった。

 小数点以下第2位まで見ると、前期比0.57%減から0.56%減に、年率換算では2.24%減から2.22%減に修正された。コロナの影響で回答が滞っていた法人企業統計の確報値を反映させ、改定値を見直した。内閣府によると、再改定するのは異例だという。

 企業の設備投資が前回の改定では前期比1.9%増としていたが、1.7%増に下方修正した。一方で民間の在庫変動が前回の改定値よりも若干上向き、全体ではわずかな上方修正となった。

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