国内

五輪コロナ対策の全容判明 外国人選手、出場まで最低5回検査

 来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策で、外国人選手らの入国を認めるための出入国管理に関する政府案の全容が15日、判明した。出場までに最低5回の検査実施を求めるほか、国内での行動計画書と誓約書を提出させ、違反時の対応規定も検討する。来週にも開かれる政府の調整会議で提示される見込み。

 検査はまず出国前72時間以内に実施し、陰性証明を取得。その後、空港での入国時▽事前キャンプ地かホストタウンに到着時▽選手村に入村時▽競技前-の最低5回行い、選手村などでは滞在期間に応じて定期的に検査してもらう。

 大会関係者や選手と接触する可能性がある関係者もこれに準じ、国内在住の日本人選手も出入国以外の最低3回の検査を受ける。選手村や競技会場では大会組織委員会、ホストタウンなどでは自治体が検査を請け負い、組織委が結果を速やかに把握・共有するシステムも構築するという。

 入国後は14日間の待機期間でも活動可能とするため、滞在先や移動手段を記した行動計画書と誓約書の提出を要請。各国に管理者を置き、違反規定も設けることで実効性を担保する。

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