日本屈指の伝統を誇る福岡国際マラソンが12月の第75回大会を最後に終了することが26日、関係者への取材で分かった。スポンサー離れなどが要因とされる。びわ湖毎日マラソンも2月の大会で終了しており、エリート選手を対象としたマラソン大会の苦境が一層、浮き彫りになった格好だ。
福岡国際は、「日本マラソンの父」と言われた金栗四三の功績を称えて始まった1947年の大会が前身。フランク・ショーターや瀬古利彦ら世界トップクラスのランナーたちの名勝負の舞台となってきた。
1967年、81年と2度、世界最高記録がマークされ、2000年には藤田敦史が当時の日本記録(2時間6分51秒)で走った。昨年10月には世界陸連から「ヘリテージ(歴史遺産)」にも選出されていた。
ある実業団の監督は「東京マラソンの華やかとは違った独特の緊張感がある。そういう大会は貴重で、無くなってしまうのなら困る」と語った。