菅義偉首相(自民党総裁)が総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明したことを受け、立候補に意欲を示している高市早苗前総務相は3日、国会内で記者団に「新型コロナウイルス対策に一生懸命、取り組む思いで出馬断念された。国民のためを思う首相に心から敬意を表する」と語った。
3日正午前に不出馬を知ったという高市氏は「昨日は出馬されるとおっしゃっていた。当初は混乱した」と述べた。新型コロナ対策に集中するため不出馬を決断したとした菅首相について「(昨年の総裁選で)私も一票を投じた。敬意と感謝を申し上げ、一生懸命お支えする」と語った。