【ワシントン=田村龍彦】菅義偉首相は23日(日本時間24日)、米首都ワシントンでインドのモディ首相と会談した。対面で会談するのは初めて。両首脳は中国を念頭に、東・南シナ海での力による現状変更の試みや経済的威圧に反対する考えを共有した。新型コロナウイルス対策や安全保障分野の協力を推進していくことも確認した。
菅首相は日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(クアッド)の首脳会合に出席するため訪米し、同日に政府専用機でワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した。
両首脳は、法の支配などの「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向け、海洋安全保障の重要性について一致し、日印やクアッドで緊密に連携していくことを改めて確認した。
また、両国の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)を早期に開催するとともに、デジタルやグリーンなどの分野で協力を進めていくことを確認した。
菅首相は、安全で信頼性のある第5世代(5G)移動通信システムや海底ケーブル、サプライチェーンの強靱(きょうじん)化などで両国の具体的な協力の可能性についても言及した。