駆け込みふるさと納税の「裏ワザ」 来年に持ち越して返礼品をグレードアップ

▼旅行大手JTBとの提携ポイント/クーポン

たとえばふるさとチョイスの場合、原則は独自でポイント制ふるさと納税活用のトラベル系返礼品はありませんが(一般返礼品として、取り扱い店で使える期限1年間の感謝券はあり)、会員登録している人限定で、ポイント制度を活用した電子感謝券があります。こちらは寄付額の30%のポイントが付与され、期限が2年間あるので、先ほどの図のように最大3年分のポイントを貯めて使うことが可能です。

また、ふるさとチョイスでは、ふるぽ(JTBのふるさと納税サイト)との提携により、ポイント制活用でJTBふるさと納税旅行クーポンと交換できます。こちらは自治体によってポイントを付与するタイプとクーポン発行のタイプがありまますが、いずれも有効期限は2年間なので、単年の寄附金限度額以上の返礼品が欲しいということであれば、どちらも同様に考えて良いでしょう。

宿泊や、JR・飛行機+宿・ホテルに利用できますが、JTBですので日本全国のかなりの施設で使えるメリットは大きいでしょう。ただし、このクーポンはネット予約には使えず、JTB店舗、国内取扱店、予約センター(電話)などでの予約に限られます。

▼無期限でポイントが使える施設も

一方ふるなびのサイトは、ふるさと納税ポイント制度の入口の段階で、特産品ポイントかトラベルポイントかに分かれているので検索しやすいです。こちらは自治体内の一部の宿泊施設に限定されるもののポイントが無期限というのがメリットです。選択肢の中で納得できる施設があればラッキ-ですね。

予約も一休、楽天トラベル、じゃらんなど大手の申込みサイトから申し込めるので、仕事をしている人や忙しい人にとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。ただし、ふるなびのトラベルポイントは最低寄附金額が2万円からとなっているのが少々残念です。

ポイントを獲得しても管理できないと後はない!?

所得がある人の中でも会社員、公務員などいわゆる勤め人は節税しにくいのが一般的です。そのような中でふるさと納税は唯一楽しみのある節税ですので、所得控除を使いつつ、納得できる返礼品選びができるようにしたいものです。

駆け込みの救済策、返礼品のグレードアップとしてポイント制を活用したものの、ポイントの有効期限の管理ができないと、もう次は後がありません。年末年始休暇中にポータルサイトをチェックし、魅力を感じた返礼品をサイト内で「お気に入り」にしておくなど、時間のあるときに少しずつ準備をしておくことをお勧めします。

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