米、自動車の燃費基準強化 環境対応車普及を後押し

    米環境保護局(EPA)は20日、2023~26年型の自動車を対象に燃費性能の基準を強化すると発表した。バイデン大統領は50年までに温室ガス排出を実質ゼロとする目標を掲げており、電気自動車(EV)などの環境対応車の普及を後押しする狙いがある。

    「汚染を少なく、さらなる解決策を」と書かれたボードを抱える子どもの横で、排出基準規則に署名する米環境保護局のリーガン長官(右)=20日、ワシントン(AP)
    「汚染を少なく、さらなる解決策を」と書かれたボードを抱える子どもの横で、排出基準規則に署名する米環境保護局のリーガン長官(右)=20日、ワシントン(AP)

    EVとプラグインハイブリッド車(PHV)の販売シェアは基準強化によって26年型で17%となり、23年型見込みの7%から拡大するとの見方を示した。ただEV普及に向けた税優遇策などを盛り込んだ大型歳出法案は、与党民主党の一部からも反対されて成立を見通せておらず、実現には不透明感が漂う。

    乗用車などに適用される新規制は、26年型の燃費基準を1ガロン当たり55マイル(1リットル当たり約23・4キロ)とし、26年型で1ガロン当たり43マイルと定めた従来基準から厳格化する。(共同)


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