電車内からタクシー混雑確認 東京駅八重洲口で実証実験

    JR東日本などは5日、東京駅八重洲口のタクシー乗り場の混雑状況や予想待ち時間について、リアルタイムで情報提供する実証実験を始めた。タクシー乗り場に到着する前に混雑情報を把握できるようにすることで、目的地までの行動計画を立てやすくするなど利用客の利便性向上が狙い。実証実験によるニーズや行動変容を検証した上で本格導入の検討を進める。実証実験は2月8日まで。

    実証実験では、タクシー乗り場付近にカメラを設置し、混雑状況に関するデータを取得、解析。スマートフォンなどで閲覧できる実証実験ウェブサイト(https://jre.dxc-wma.com/)に、待ち人数や予想待ち時間、直近1時間の利用台数などを表示する。

    電車からタクシーへの乗り換えを予定している利用客らが、電車内でタクシーの混雑状況を事前把握することで、別の交通手段を利用するかどうかなど、スムーズに判断できるようになるという。

    今回の実証実験は、新型コロナウイルスなどの影響により、密を避けて安全・安心に駅を利用したいというニーズに応える目的で実施するとしている。(福田涼太郎)


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