阪急大阪梅田駅周辺を大規模再開発 「三番街」など

    阪急阪神ホールディングス(HD)が、阪急大阪梅田駅(大阪市北区)周辺の大規模再開発を検討していることが6日、分かった。すでに営業終了が決まっている大阪新阪急ホテルのほか、開業から50年程度が経過する商業施設「阪急三番街」やオフィスビル「阪急ターミナルビル」の建て替えなどが含まれる。今春公表予定の長期の経営計画に盛り込まれる見通し。

    大規模再開発が検討される阪急大阪梅田駅=大阪市北区(本社ヘリから、竹川禎一郎撮影)
    大規模再開発が検討される阪急大阪梅田駅=大阪市北区(本社ヘリから、竹川禎一郎撮影)

    大阪・梅田地区では、JR大阪駅北側の「うめきた2期」をはじめ、大規模な再開発計画が相次いで進められている。阪急阪神HDの各施設の建て替えが進めば、大阪の顔である梅田エリアのビジネス、観光拠点としての機能がさらに高まることになる。

    昭和39年に開業した新阪急ホテルは令和6年度末の閉館が決まっている。再開発計画では、昭和40年代に開業し、老朽化が進む三番街やターミナルビルの建て替えも対象となる。各施設は大阪梅田駅に連なり、現在は商業施設やオフィスとして機能しているだけに長期的な計画になりそうだ。着工や開業時期など具体的な開発内容は、今後検討を本格化させる。

    大阪梅田駅周辺では、令和6年秋にJR西日本の新駅ビルが完成、9年度にはうめきた2期が全面開業する予定。13年にはJR西と南海電気鉄道による新線「なにわ筋線」が開業する計画もある。阪急阪神HDによる再開発の具体像が見えてくれば、梅田にさらなる投資を呼び込むことになりそうだ。


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