英国でメディアなどを担当するドリーズ文化相は17日、公共放送BBCの受信料制度を見直すと明らかにした。視聴状況に応じて課金する制度の導入などについて検討する見通し。下院で述べた。
公共放送の先駆者でもあるBBCが受信料を廃止して課金制度に移行すれば、日本のNHK受信料をめぐる議論にも影響しそうだ。
ドリーズ氏は、近年のインターネット高速化に伴う動画配信サービスの普及を理由に挙げ「BBCの長期的な財源集めに、世帯ごとの強制的な徴収がふさわしいかどうか真剣に検討する時期が来た」と強調した。
英政府は現在、BBC受信料として年間159ポンド(約2万5000円)の支払いを義務付けており、違反者は罪に問われることもある。(共同)