大規模噴火と津波があったトンガに国際緊急援助活動として派遣された自衛隊の被災地支援が22日、本格化した。第1陣として航空自衛隊C130輸送機がトンガに到着し、飲料水約2600リットルを届けた。
水約2400リットルを準備しているもう1機も、活動拠点のオーストラリアで待機中。鳥取県の美保基地からは、新たに派遣が決まったC2輸送機2機のうち1機が水約5千リットルを積み込んで出発した。
今回のトンガ支援で、空自はC130とC2それぞれ2機の計4機を投入。海上自衛隊は輸送艦「おおすみ」が、陸上自衛隊のCH47大型輸送ヘリコプターを搭載し、近く広島県の呉基地を出港予定。
防衛省によると、第1陣のC130は22日、活動拠点としているオーストラリアのアンブリー空軍基地からトンガのファアモツ国際空港に到着した。空港は、火山灰の除去が進み、離着陸が可能になったという。(共同)