露指揮者ゲルギエフ氏のパリ公演が中止 スイスでの音楽監督辞任も

    パリを代表する音楽ホール「フィルハーモニー・ド・パリ」は2月28日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、4月に予定していたロシアの有名指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏指揮、サンクトペテルブルクのマリインスキー歌劇場管弦楽団演奏のコンサートを中止すると発表した。ゲルギエフ氏はロシアのプーチン大統領との親交で知られる。

    2006年のPMFで指揮するゲルギエフ (PMF組織委員会提供)
    2006年のPMFで指揮するゲルギエフ (PMF組織委員会提供)

    一方、スイス西部ベルビエで毎夏開かれ、著名音楽家らが集まるベルビエ音楽祭の事務局は28日、祝祭管弦楽団の音楽監督を務めていたゲルギエフ氏に辞任を求め、受諾されたと発表した。

    フィルハーモニー・ド・パリは、ウクライナ国民へ連帯を示すため、ほかにも公演中止や出演者交代を今後発表するとしている。

    ゲルギエフ氏を巡っては2月下旬に米ニューヨークのカーネギーホールでも出演交代があった。(共同)


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