論点に勤労者皆保険 全世代型社保 骨太反映へ

    政府は9日、全世代型社会保障構築会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の第2回会合を開き、論点を提示した。岸田文雄政権が掲げる厚生年金の加入を拡大する「勤労者皆保険」の実現や、育児休業制度の改善など子育て支援の在り方が柱。政府が6月頃に策定する経済財政運営の指針「骨太方針」に反映させる。

    清家篤氏
    清家篤氏

    パートら非正規労働者の厚生年金加入をめぐっては、企業の規模要件を10月に従業員101人以上、6年10月に51人以上に拡大する。出席者からは「50人以下の企業にも広げるべきだ」など適用拡大を求める声が相次いだ。

    子育て支援の論点では、男性の育休利用促進や幼児期の時短勤務の選択などを挙げた。出席者からは「男性の育休利用はテレワークを活用する方策もある」、「拠出金制度などを財源として考える必要がある」などの意見が出た。


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