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「部下のモチベが低い…」そんな上司ができる“やる気”向上のアプローチ

チームを「熱く燃える集団」にする方法

ちょっと冷静なコミットメント強化策を見ましたが、もうひとつ。情熱に溢れる上司の皆さんには、こちらのほうがお好みかもしれない理論をご紹介しましょう。

冒頭、モチベーションとコミットメントについて触れましたが、これが渾然一体となっている状態というのももちろんあります。もしかしたらその状態のほうが、ご経験がおありかもしれません。

それはいわゆる<フロー状態>にあるようなときです。フロー状態とは、時間を忘れて没入している、高揚感ある時間を指しますが(「ゾーンに入る」とも言いますね)、そのようなときに個々人やチームのコミットメントは最高潮に達しています。

元ソニー上席常務で犬型ロボット「AIBO」の開発を主導した天外伺朗(てんげ・しろう)さん(本名:土井利忠さん)は、この状態のチームを「燃える集団」と命名して、その再現を研究・実践支援されています。

組織パフォーマンスの研究家、ジョン・カッツェンバックによれば、「燃える集団(フロー状態)」に到達するには5つの道があると言います。

【“ゾーンに入る”ための5つの道】

  1. ミッションや価値観に強く共感し誇りを持つこと
  2. キーとなる業績数値を綿密に「見える化」すること
  3. メンバーが独立心のあるアントレプレナーシップを持つこと
  4. 「世界レベルの人材」を惹きつけること
  5. メンバーを認知し徹底的に称賛すること

どのパスからでも「燃える集団」になり得るとカッツェンバックは言いますが、私自身の経験的には、どれかひとつだけというよりも、幾つかの要素(3つか4つ)が重なった時に、あるとき気がつくとフロー状態に入っているように思います。

いずれにしても、上司がチームのコミットメントを高めていく鍵は、部下たちの燃える思いを引き出して本気にさせることに尽きるでしょう。

* * *

コミットメントには互酬的な性質があります。他のメンバーが本気で仕事にコミットしていると、「自分もやってやろうじゃないか」と別のメンバーたちへ相乗効果的にコミットメントが高まる連鎖が起きます。

上司の役目は、先頭に立って「本気の、燃える気持ちの好循環」のサイクルを発生させて、それをガンガン回していくことですね!



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