FIREを契機に「自分が生きたい」人生と向き合う
桶井さん
あとFIREを意識する人が増えた理由としては、米国株投資のハードルが下がったということもありますね。
たぱぞうさん
確かに、昔と比べると、ネット証券が普及した今は、米国株に投資しやすい環境が整っていますね。
桶井さん
米国株は歴史的に右肩上がりに成長を継続しています。そのことに気が付いた若者が多いんだと思います。たぱぞうさんは6冊も出版されていて、その道の第一人者ですが、私もFIRE本を出して、米国株について触れています。ネットやメディアでも米国株が盛んに報道されています。多くの個人ブログもあります。私は2017年にたぱぞうさんのブログに出会い、2018年から米国個別株を始めました。このようにいろんな形で簡単に米国株情報にアクセスできます。
そして、たぱぞうさんのおっしゃるように、ネット証券です。ネット証券が特定口座に対応するようになりました。さらに、スマートフォンの発展です。スマホでポチれば米国株が買えるんです。米国株が非常に身近になった。これも理由だと思いますね。
たぱぞうさん
FIREというのを一つのきっかけとして、自分が生きたい人生というものと向き合ってみることは、とても良い体験になるのではないかと思いますね。
桶井さん
本当にその通りです。昨今、若い方は、日本の労働環境や仕事現場には前向きになれないことが少なからずあるでしょうけど、FIREという選択肢もあるわけです。そういう生き方もあることを知っていただき、ぜひ前向きな人生を歩んでいっていただきたいと思います。
普通の会社員が47歳で貯蓄1億円に…経済的自立を目指す「FIRE」達成の極意
この5回の対談のなかで具体的な銘柄および各種投資法に言及していますが、投資に関するあらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願いいたします。ご自身の資産運用などにおいて損害が発生した場合、SankeiBiz編集部並びに対談に登場するたぱぞう、桶井道の両氏は一切の責任を負いかねますのでご了承ください