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距離を置いたほうがいい人「サイコパス」とは? カリスマ経営者と犯罪者の違い

伝え方や言い回しを変えると、自分を取り巻く環境が変わり、やってくるチャンスも変わっていきます。皆さんは自分のコミュニケーションに自信がありますか? この連載ではコミュニケーション研究家の藤田尚弓が、ビジネスシーンで役立つ「最強のコミュニケーション術」をご紹介していきます。

第40回のテーマは「サイコパスとは」です。サイコパスという言葉は、皆さん聞いたことがあると思います。しかし、なんとなく悪そうな人だというイメージは持っているものの、正確にはわからないという人が多いのではないでしょうか。コミュニケーションスタイルなどから判断して「あいつはサイコパスだから」など、カジュアルに使っている人も見かけます。サイコパスとは、どのような人たちなのか。どんな点に気をつければいいのか。この機会に一度確認してみませんか。

100人に3人!? あなたの近くにもサイコパスはいる

明らかにサイコパスというほどではない、「サイコパス傾向がある人」も(画像はイメージです/Getty Images)
明らかにサイコパスというほどではない、「サイコパス傾向がある人」も(画像はイメージです/Getty Images)

サイコパスというと映画やドラマなどに出てくる殺人鬼のような人を思い浮かべる人が多いと思います。サイコパスは、以前は犯罪者の調査から生まれた概念でしたが、現在は一般の人の一部にも認められる性格傾向として知られるようになっています(*1)。

サイコパスの推定出現率は、女性で0.5~1%、男性では1~3%(*2)。アメリカでは4%という研究もありますが、おおよそ100人のうち1~3人くらいの確率だと思ってよさそうです。

明らかにサイコパスというほどではない、「サイコパス傾向がある人」というのもいます。「人を傷つけるような言葉を平気で投げかけられる人」「人の良さにつけ込んでラクをしてばかりの人」「冷淡で割り切った判断ができてしまう人」など、皆さんの周りにもサイコパス傾向のある人はいるかも知れません。

私たちでは想像できないような感じ方や行動をするサイコパスは、決して映画やドラマに出てくるだけの存在ではありません。そんな現実を不快に感じ、信じたくないと思う人もいるでしょう。しかし事前にそういう人たちがいることを知っておけば、急に裏切られてショックを受けるといったことも減らせます。

サイコパス傾向のある人とはなるべく距離をとりたいものです。まずは彼らの具体的な特徴から見ていきましょう。

サイコパスの「特徴」と「距離をおいたほうがいい理由」

サイコパスとは、具体的にどのような特徴を持つ人なのでしょうか。この問いには、サイコパスの研究で有名なロバート・ヘアが紹介しているチェックリストが役に立つと思われます。以下に概要をご紹介します。

  • 口が達者
  • 自己中心的で傲慢
  • 良心の呵責や罪悪感の欠如
  • 共感能力の欠如
  • ずるく、ごまかしが上手い
  • 衝動的
  • 行動をコントロールするのが苦手
  • 刺激を求める
  • 責任感に欠ける
  • 幼いころから問題行動がある (*3)

このようなリストを見ると「きっと、あの人はサイコパスかも」という知人が思い浮かぶかも知れません。しかし、ロバート・ヘア自身や多くの専門家がチェックリストなどを使って、周りの人を診断するべきではないと言っています。

サイコパスのチェックリストの完全版は専門家しか入手できません。そして、専門家が使う場合でも複雑な診断ツールと言われています。WEBなどで公開されているチェックリストのいくつかにあてはまっていても、サイコパスでない人もいます。

とはいえ、サイコパス傾向のある人も含めると、私たちが被害を受けてしまうリスクは低くありません。しかも、サイコパスには「被害に遭いやすい人物を選ぶ特別な能力」を持ち合わせているらしいことが研究でも明らかになっています。

サイコパスは、私たちの歩き方を見ただけで、被害に遭いやすいかどうかを判断できるのです(*4)。サイコパスの文献などに出てくる実例や、研修先で受けたハラスメントの相談などでも、彼らが「やりやすい人を選んでいる」という印象は拭えません。チェックリストを用いた診断はNGだということを理解したうえで「もしかすると距離をおいた方がいいかも」と気づくために知っておく。これが筆者の考えるチェックリストの活用法です。

サイコパス傾向のある人がもつ才能とは

サイコパスには表面的な魅力を持つ人も多いこと、その行動力から経営者や政治家などの職業で成功する人もいることも知られています。


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