近鉄沿線を攻略せよ…「ケータイ国盗り合戦」と近鉄がタッグ、鉄道マニアも注目
近畿日本鉄道が、携帯電話やスマートフォン(高機能携帯電話)などの位置情報サービスを使ったモバイルゲーム「ケータイ国盗り合戦」との共同企画に乗り出した。7月26日に1日限定のツアーを行い、限定の記念品や「出陣弁当」などの特典のほか、通常は運行しない特別コースを特急電車が運行する。専用の乗り放題切符も販売し、ゲームとの連携で沿線への誘客を図りたい考えで、鉄道マニアの注目も集めそうだ。
ツアーは「国盗り列車で行く 2014 夏の陣近鉄コース 1日弾丸攻略ツアー!」。地図情報サービス会社マピオン(東京)が運営する携帯電話向けゲーム「ケータイ国盗り合戦」を活用して近鉄沿線をめぐる。
ケータイ国盗り合戦は、利用者が設定された「攻略スポット」に実際に出かけて位置情報を送信すると、自分の領地にできるスタンプラリー形式のゲーム。出張が多いサラリーマンや旅行が趣味の人を中心に会員数は約110万人に上る。
ツアー料金は大人1万2千円、子供7500円で、近鉄名古屋駅を出発、近鉄沿線のオリジナルコースに約10時間かけて京都駅や近鉄奈良駅など沿線の8駅に設けられた攻略スポットをめぐる。名古屋-伊勢-賢島-京都-奈良-大阪という通常は運行しない特別ルートを走るとあって、「すぐに定員の250人に達した」(近鉄)人気ぶりだ。
近鉄はツアーとは別に、スポットをめぐるための全線2日間乗り放題切符「ケータイ国盗り合戦 くにふだ付フリーきっぷ」(大人のみ5千円)も7月15日から10月22日まで販売。8駅のスポットに加え、観光列車「つどい」と日本一の超高層ビル「あべのハルカス」に2カ所の特別スポットも用意。攻略スポット数などに応じてあべのハルカスや観光特急「しまかぜ」など近鉄ゆかりのゲーム内アイテムを入手できるのも特徴だ。
利用者が実際にその地を訪れるケータイ国盗合戦のシステムに目を付け、鉄道会社や自治体が沿線、観光振興に活用する動きが広がっている。近鉄は「企画を通じて、伊勢志摩や奈良大和路など沿線の魅力に触れてほしい」としている。
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