空気清浄機“冬の陣” 「特化型」vs「複合型」どちらを選ぶ?
これからの季節、気になるインフルエンザや花粉症の対策にも役立つのが空気清浄機。「購入機種を検討中」という人もいるのでは。最近は「複合型」か「特化型」の2択で候補を絞るのが賢く選ぶポイントなのだという。
「機種選びに迷うお客さまには、まず『どちらのタイプになさいますか?』とお聞きしますね」
こう話すのは、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの売り場担当、高澤浩二さん。
「複合型」は加湿やイオン放出による除菌機能などを搭載した1台2役以上のおなじみのタイプ。「特化型」は空気清浄以外の機能をそぎ落とし、『空気を速くきれいにする』性能を突き詰めたタイプだという。
「多機能の“お得感”であれば複合型、“究極”の空気を求めるなら特化型をおすすめしています」
両タイプとも空気清浄機能に限れば、目の細かい“濾紙”のような集塵フィルターで空気中の汚れを濾し取る構造は同じ。
最新の家電事情に詳しいフリー編集者の滝田勝紀さんは「清浄力の違いを比較するのは簡単なこと。大型のフィルターを使い、大きなファンを回して大風量でどんどん新鮮な空気を送り出すことができれば性能も高くなります」と説明する。
つまり「清浄性能は本体の大きさに比例する」という。複合型陣営は「シャープ」「パナソニック」「ダイキン」といった国内有力ブランドを中心に“コンパクトかつ多機能”、特化型陣営はスウェーデンの「ブルーエア」を軸に“大型でハイパワー”との色分けもできる。
滝田さんは「複数の機能を本体内に収めようとすると、清浄機構に割くスペースも限られてしまうため、清浄力は『特化型』に軍配が上がります」と指摘する。
注意したいのはフィルター交換だ。「ブルーエア」の場合、半年ごとに交換が必要でフィルター代も6000円~1万円程度かかる。対する複合型陣営は「10年交換不要」などと手間がかからない点をアピールしている。
ただ「複合型も2週間~1カ月に1度はフィルターを掃除機で吸い取るなど“こまめなお手入れ”が必要で、怠っているとフィルター性能は確実に落ちてしまいます。実は『これが意外と面倒』というユーザーも少なくありません」(高澤さん)
これからは『水』と同じで『きれいな空気』も買う時代と考えれば「特化型のフィルター交換費用をひと月に換算すると約1000~2000円。『半年に1度の手間で済むのなら、むしろ楽』と複合型から特化型に乗り換える方もいます」(同)。特化型については「花粉やウイルスだけでなくハウスダスト対策などに問題意識を持つユーザーが多い」(ブルーエア広報担当)という。
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