ヴィダルサスーンのブランド価値を最大限に ヘアアイロン「マジックシャイン」

 
小泉成器商品事業部で美容器具を担当する金沢公子さん

 くせ毛を伸ばしたり、巻き髪を作ったり、ヘアアイロンを使う理由は人それぞれだが、「手早くスタイリングしたい」「セットを長持ちさせたい」という思いは一緒だろう。小泉成器(大阪市中央区)商品事業部で美容器具を担当する金沢公子さんも「大抵は朝の忙しい時間帯に使う商品。短時間でのスタイリング、セットの長持ちなど機能、効果への期待が特に大きいのでは」と感じている。

 同社はヘアケア商品で知られるヴィダルサスーン(VS)のヘアアイロンブランド「マジックシャイン」を手掛ける。9月末に発売した「VS マジックシャイン スチームストレートアイロン」は、最高温度200度という高温設定とスチーム量を50%増量させたことで、ヘアスタイルが一日中キープできるという。

 金沢さんは「髪は濡らした状態の方が伸びやすく、高温でスタイリングを一気に仕上げることでキューティクルの剥がれを一時的に改善できるからです」とマジックシャインのストレートの秘密を明かす。前機種と比較してタンク容量を8ccから9.6ccに増やしたが、水漏れを起こさないよう悪条件下のいわゆる“いじわる試験”を繰り返したという。

 ヘアアイロンといえば、高温で髪の毛がダメージを受ける印象があるが、むしろ使用後の方がツヤが出るという。「VS独自のコーティング技術によって作られたミラー調のプレートとスチームによるプレス」のおかげだ。

 VSとのパートナーシップは1993年頃から。ドラッグ、バラエティーショップ、インテリアショップなど新しい業態への理美容器具の販売を模索する中、ブランドのネームバリューが必要だと考えたからだ。

 金沢さんは「ブランドへの期待を裏切らないよう、お客様のニーズや商品への評価についてアンテナを張り、売り場での演出においてもブランド価値を最大限に表現できるよう心掛けてます」と緊張感を持って取り組んでいる。そして、「VSの中でも、マジックシャインは特にお客様の評価も高く、発売して5年以上経過する中で2代目、3代目と選んでいただいている」。

 ブランドに見合った優れた商品であるとの誇りを胸に「ヘアアイロンは使ってみなければ良さが分かりにくいですが、必ず満足してもらえます。より美しくなる頼もしい相棒として選んでほしい」と笑顔でアピールした。