ホンダ「シビック」クーペを世界初公開 ロサンゼルス自動車ショー開幕

 

 米ロサンゼルスでロサンゼルス自動車ショーが17日開幕し、ホンダや日産自動車など日系メーカーも現地での投入を予定する新型車を披露した。景気回復を背景に米国市場は好調で、今年は過去最高だった2000年(約1740万台)を超えるとの見方もある。ただ、年内に利上げが実施されれば反動減も予想され、各社はアピールに力を入れている。

 ホンダが世界初公開したのは主力車「シビック」のクーペモデルの新型車。スポーティなデザインで小排気量のターボエンジンを搭載しており、来年3月に発売する。原油安で大型車が人気だが、同社は「(シビックなど)中型車の需要も根強く、若者などを取り込みたい」と話す。

 合わせて、ショーが環境意識の高いカリフォルニア州で行われていることから、燃料電池自動車「クラリティ フューエルセル」も米国で初公開した。

 一方、日産自動車は来年半ばに発売予定の高級車ブランド「インフィニティ」のスポーツ用多目的車(SUV)「QX30」を初公開。同ブランドは10月まで米国販売が過去最高を記録しており、ラインアップを広げ、商品力を強化する狙いだ。マツダも大型SUV「CX-9」の新型車を公開する。

 ショーは29日までで、排ガス不正問題に揺れる独フォルクスワーゲンのほか、自動運転関連のIT企業なども出展する。

 伸び悩む新興国と対照的に、米国市場は好調で、各社は販売奨励金や低所得者向けローンを使って販売を底上げしている。ただ、「利上げされれば全需は冷える」(日系メーカー幹部)見込みで、商品力で差別化できるかがカギになりそうだ。