日産の次世代・国産V6エンジンは400馬力の3.0リッターターボ
提供:clicccar日産自動車が、2016年より国内で生産する新型V6エンジンの画像やスペックを公開しました。
ボア×ストロークは86.0mm×86.0mmのスクエア型の3.0リッターエンジン。現時点では、スタンダードとハイパワーの2種類がバリエーションとして予告されています。
スタンダード仕様 主要スペック
最高出力:300hp(224kW)/6400rpm
最大トルク:400Nm/1600-5200rpm
ハイパワー仕様 主要スペック
最高出力:400hp(298kW)/6400rpm
最大トルク:475Nm/1600-5200rpm
従来のVQエンジンよりも軽く小さく作られているというのが特徴で、またフリクションも低減しているといいます。
フリクション低減のキーテクノロジーは「ミラーボアコーティング」。ピストンが往復するシリンダー内壁にコーティングを施した後、処理をすることで鏡面状として、従来比40%もの摩擦低減を果たしているということです。
コンパクト化に効いているのは「エキゾーストマニホールド内蔵エンジンヘッド」。マニホールドを短くすることで排気の熱エネルギー損失を最小限にしてターボチャージャーに送ることができ、また触媒の活性化を速めることで排ガス浄化性能も期待できるテクノロジーです。
燃料噴射は、もちろんDIG(筒内直接ガソリン噴射システム)となり、バルブタイミング調整機構は電動式となっています。
ターボチャージャー関連では、電制アクチュエーターの採用による緻密なブースト管理、水冷インタークーラーが短い配管と確実な冷却で、レスポンスと高効率を高めているということです。
エンジンの生産を担当するのは、いわき工場。搭載車は日産の高級ブランド「インフィニティ」から2016年に登場するモデルになることがアナウンスされています。
(山本晋也)
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