トヨタ、リハビリロボ実用化 来年めど 下肢まひの歩行など支援
下肢まひの患者らの歩行練習を助けるトヨタ自動車のリハビリ用パートナーロボット
トヨタ自動車は18日、下肢まひの患者らの歩行練習などを助けるリハビリ用ロボットを来年をめどに実用化する方針を明らかにした。トヨタは高齢者らの移動を支援するロボットなども開発するが、リハビリ用が実用化の第1弾となる見込み。これに続き開発中の技術の実用化を順次進め、2020年にロボットを中核事業の一つに育てる。
実用化を目指すのは07年から開発している「歩行練習アシスト」「バランス練習アシスト」。トヨタが車の技術開発で培った高精度モーターやセンサーを活用し、脚部をつり上げることなどでリハビリの負担を軽減。自立歩行が困難な患者でも、自然な歩き方を回復するよう支援する。
11年に実証実験を始め、14年には臨床研究モデルを開発して病院などに提供している。医療機器の有効性や安全性を審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)とも協議しており、承認が得られ次第、国内販売する考えだ。
トヨタは産業用ロボットの開発に続き、2000年から高齢者らの移動を助ける立ち乗り型の「ウィングレット」や、障害者の代わりにものを運ぶ生活支援ロボットなどを「パートナーロボット」として開発中だ。
20年の東京オリンピック・パラリンピックでの活用も視野に、ウィングレットや生活支援ロボットも市販化を目指す。
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