メルセデス・ベンツ日本 SUV販売、2割超に拡大
SUV「Gクラス」
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は25日の記者会見で、「今年はスポーツ用多目的車(SUV)の魅力的なモデルを投入し、販売に占める割合を2割以上に増やしたい」と述べた。
2015年はSUVの割合が16%だったが、2月に発表する新中型SUV「GLC」の投入などで販売拡大を目指す。
同社は15年の乗用車販売が前年比7.1%増の6万5159台と過去最高を更新し、16年ぶりに独フォルクスワーゲンから輸入車販売の首位を奪った。
上野社長はまた、「メルセデス・ベンツはセダンやワゴンのイメージが強いが、SUVで顧客の選択肢を拡大したい」と述べ、いっそうの販売増につなげたい考えだ。
また、6月1日から全車種平均で2%の値上げを実施すると発表した。新技術への投資が理由としている。上野社長は「(ローンの)月額プランの提案など、値上げを感じさせない販売方法によって影響を最小限にとどめたい」と語った。
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