トヨタ、6日間国内全ライン停止 爆発事故で部品供給に遅れ
クラウンを生産するトヨタ自動車の元町工場=愛知県豊田市
トヨタ自動車は1日、国内工場の全ての完成車組み立てラインの稼働を8日から13日まで停止すると発表した。愛知製鋼の知多工場(愛知県東海市)で爆発事故があり、エンジンなどに使用する特殊鋼の部品供給が滞っているため。15日の稼働再開を予定している。
トヨタの組み立てラインが止まるのは2011年の東日本大震災以来。他の鉄鋼メーカーに代替生産も依頼しているが、供給不足が避けられないと判断した。
ラインが休止するのは国内の16工場。愛知県内のトヨタ本体の工場や、宮城県や福岡県の生産子会社の工場、ダイハツ工業や日野自動車に生産委託している工場などが対象になる。海外工場は生産を継続する。
愛知製鋼の知多工場は1月8日に爆発事故が発生。事故の起きたラインの復旧は3月になる見込みだ。トヨタは既に今月1~6日の残業と休日出勤の取りやめを決めていた。
トヨタの国内工場の1日当たりの生産台数は1万4000台程度。昨年末発売の新型「プリウス」が注文から納車まで3、4カ月かかる人気で、稼働再開後は挽回生産を行う計画だ。
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【用語解説】愛知製鋼
愛知県東海市に本社を置くトヨタ自動車グループの特殊鋼メーカー。自動車部品向け特殊鋼の大手。1940年に豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)の製鋼部門が豊田製鋼として分離独立し、45年に現社名になった。2015年3月期連結決算は売上高が2406億円、最終利益は60億円。連結従業員数は約4600人。
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