“若者のクルマ離れ”はなぜ起きた? 「お金を使うのがもったいない」

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 若者のクルマ離れという言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。

 若者のクルマ離れはなぜ起きたのでしょう?今回はその原因や理由を分析していきます。

 ■クルマに関心がない・必要がない

 「クルマを欲しいと思わない」という意見がありました。そもそもクルマに魅力を感じない若者が増えているそうです。

 現代は昔と違って交通網が発展しているというのもあって、クルマがなくても移動に困らないという若者の意見も目立ちました。特にこの意見は、東京都や大阪府のような首都圏に住んでいる若者に多かったです。確かに首都圏の場合は電車やバスを使えば、ほとんどの場所に行くことができますね。

 ■維持費が高いからお金がかかる

 クルマは買ったら終わりというのではありません。ガソリン代や駐車場代、車検などを始め、クルマは購入したあとの維持費は結構かかるものです。

 修理を行う場合には数万円かかることも当然あります。若者はまだ給料が少ないというのもあり、維持費に高額取られるのはもったいないと感じるそうです。

 ■免許を取るのにお金がかかる

 免許を取得するにもお金がかかりますよね。そのお金が高いと感じる若者もいるそうです。

 「せっかく免許を取ってもクルマに乗らなきゃ、高いお金を払っても意味がない」といった意見もありました。確かにクルマに乗らなきゃ、免許を取得した意味がわからないという意見も一理あります。

 ■趣味にお金を使いたい

 趣味の多様化も原因の1つではないかと言われています。昔と違い、現代は様々なものが普及したというのもあり、趣味の幅も様々です。

 「趣味でもないし、なくても困らないクルマにお金を使うのがもったいない」という意見がありました。

 ■ドライブは友達と行くもの

 ドライブが趣味というと、1人でクルマを走らせるイメージがあると思います。ですが、現代の若者のドライブというと、友達や大人数で行くものだという認識だそうです。現代の若者は人間関係を重視する傾向にあり、ドライブ=1人という認識は少なめ…。

 「1人でクルマを運転することはないし、ドライブならレンタカーで十分」という意見もありました。

 以上のようなことが、若者のクルマ離れの原因ではないかといわれています。クルマは移動手段の1つという認識が、現代の若者に増えているようです。

 自動車メーカーも若者のクルマ離れを実感し、実際に様々な手法をこらしています。

 (鈴木 唯)