VWグループジャパン社長にシェア氏 中国で手腕、販売巻き返し
フォルクスワーゲングループジャパンの新社長兼CEOに就任するティル・シェア氏
フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは23日、VWグループの中国現地法人で輸入部門のマネージングダイレクターを務めるティル・シェア氏(50)が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。3月1日付。同社の社長兼CEOは昨年7月末に庄司茂氏が突然退任して以降、スヴェン・シュタイン副社長が兼任していた。
VWグループは昨年9月に米国で発覚した排ガス規制逃れ問題で国内市場も苦戦が続き、2015年は輸入車販売で16年ぶりに独メルセデス・ベンツにトップを奪われた。16年はプラグインハイブリッド車(PHV)などを投入する予定だが、国内投入を計画していたクリーンディーゼル車の発売時期が未定となるなど、なお逆風下にある。グループの主力である中国市場で成長を牽引(けんいん)してきたシェア氏の手腕で巻き返しを図る考えだ。
シェア氏はドイツ出身で、米国の大学で経営を学び1991年から自動車業界に入り、2003年にVWグループイタリアに入社。08年以降は中国や香港などグループのアジア拠点で、傘下のベントレーモーターズや輸入部門を率いてきた。
VWグループジャパンは「シェア氏のアジアや欧州での幅広い経験を日本で生かしたい」とコメントしている。
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