日立、接客・案内ヒト型ロボ 五輪見据え18年度実用化目指す
日立製作所が開発したヒト型ロボット「エミュー3」=8日、東京都港区
日立製作所は8日、接客や案内を行うヒト型ロボット「エミュー3」を開発したと発表した。インターネット経由で、音声や画像、言語処理を遠隔で行うITシステムとセットで提供する。多言語に対応し、商業施設や空港などで訪日客の接客やガイドでの活用を想定する。今年度から実証実験を開始。2018年度の実用化を目指し、先行するソフトバンクの「ペッパー」に対抗する。
エミュー3は複数のカメラやセンサーが搭載されており、人の言語や動きを検知する。立ち止まっている人を探し、困り事を聞くことができる。複数のロボットを遠隔監視システムで運用するため、ロボット間での情報共有やサービスの引き継ぎもできるという。
サイズは身長が90センチ、重さが15キロで人と同じ速度で走行できる。転倒しても自動で起き上がることが可能で、15ミリの段差を乗り上げることもできる。
ヒト型ロボットではペッパーの普及が進むが、エミュー3はサイズが一回り小さく、広い範囲で動き回ることができる点などが異なる。
日立は05年からヒト型ロボットの開発を進めてきた。実証実験は複数の取引先と共同で行い、実用化に向けて機能を向上させる。20年東京五輪・パラリンピックで、訪日客の接客やガイドでの活用を見込んでいる。
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