三菱重社長「本当に残念」 三菱自への支援は「ブランドの影響など考え対応」

 
記者会見する三菱重工業の宮永俊一社長=25日午後、東京都港区

 三菱重工業の宮永俊一社長は25日、東京都内で記者会見し、三菱自動車の支援について「三菱自が問題を調査中なので、現段階で判断できない」と述べた。その上で「第三者委員会の調査を踏まえ、三菱グループのブランドや社会的な責任、当社への業績への影響を総合的に考えて対応したい」と語った。

 宮永社長は「(2000年と04年の)リコール隠し問題を受けて、(三菱自は)透明な情報開示やさまざまな組織改革に取り組んできた。その中で、このようなことが起きたのは本当に残念だ」と述べた。

 三菱重工は、リコール隠し問題や独ダイムラー・クライスラー(当時)の支援打ち切りを受けて、05年に三菱商事や東京三菱銀行(現在は三菱東京UFJ銀行)とともに三菱自の経営再建を支援し、当時の西岡喬会長が三菱自会長を兼務した。現在も三菱自の筆頭株主で、宮永社長は社外取締役を務めている。

 三菱自は16年度が中期経営計画の最終年度となり、三菱重工と三菱商事、三菱東京UFJ銀の3社は今後の支援のあり方について今年度中に検討する予定だった。