4月の自動車国内生産、6社減少 トヨタは2割減 熊本地震の影響甚大
自動車8社の4月の生産販売実績が30日、出そろった。熊本地震の影響でトヨタ自動車の国内生産が約2割減るなど震災が生産を直撃。一方、燃費不正問題で軽自動車販売を中止した三菱自動車と、同社から軽供給を受ける日産自動車の軽販売はほぼ半減した。
4月14日に発生した熊本地震などの影響で、国内生産は6社が前年同月に比べて減少した。部品大手アイシン精機子会社の工場被災で部品供給が滞り、トヨタは車両工場の稼働を一時休止したため18.8%減と大幅に落ち込んだ。ダイハツ工業や三菱自も工場の一時休止で2桁の減少を記録した。
トヨタはドア部品などの不足で、4月19~23日に国内15工場の車両組み立てラインを段階的に止めた。25日から海外などの代替生産で順次再開したが、4月の生産に「約8万台の(下押し)影響があった」(広報部)という。
ダイハツは、軽自動車を生産する大分工場(大分県)が18~22日に稼働を休止。軽生産が24.5%減の3万9124台と落ち込み、普通車を含む全体の数字を押し下げた。
三菱自はエンジン部品の調達が滞り、水島製作所(岡山県)の軽生産ラインを18~20日まで休止した。
部品調達のめどはたったが、燃費データ不正問題の発覚で20日以降も生産を止めていることが響いた。
ホンダも被災した熊本製作所(熊本県)からの部品供給が滞り、軽「アクティ」などの生産を停止している。
日産自動車やスズキは海外向け一部車種を現地生産に切り替えたことなどが影響した。
■自動車各社の4月の国内生産台数
トヨタ 20万675 (▲18.8)
マツダ 7万9910( 17.2)
スズキ 6万8942(▲18.5)
日産 6万86 ( ▲5.1)
富士重 5万9562( 11.6)
ホンダ 5万1581( ▲0.7)
ダイハツ 4万6739(▲11.7)
三菱自 3万8713(▲16.7)
※カッコ内は前年同月比増減率%
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