オープンカー新車ラッシュ ベンツ新型モデル投入、ポルシェ4年ぶり全面改良

 
メルセデスベンツ「新型オープンモデルプレス発表会」プレゼンテーションする上野金太郎(メルセデス・ベンツ日本株式会社代表取締役兼CEO)=2日午前、東京・六本木(宮川浩和撮影)

 オープンカーが、新車ラッシュだ。ポルシェに続いて、メルセデス・ベンツも日本市場での新型モデル投入を決めた。最需要期の夏を前に、ひと目でそれと分かる斬新なデザイン性を富裕層などに売り込み、販売拡大につなげる狙いだ。

 メルセデス・ベンツ日本は2日、最上級シリーズ「Sクラス」のオープンカー「Sクラス・カブリオレ」を日本で発売すると発表した。Sクラスのオープンカー投入は44年ぶり。2日から受注を始め、納車は10月中旬以降になる見込み。価格は2145万円からで、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、2日の新車発表会後、記者団に「主に富裕層向けに上質を売り込みたい」と話した。車両の屋根の開閉は約20秒で行えるという。

 ポルシェ・ジャパンは4年ぶりに全面改良したオープンカー「718ボクスター」の予約受注を2月から始めており、6月末から順次納車する。新開発のエンジンを搭載し燃費を13%高めたのが特徴で、価格は658万円から。年間700台以上の販売を目指す。

 クルマの中でもとりわけ趣味・嗜好(しこう)性が強いオープンカーは日本でも車の愛好家を中心に人気。オープンカー「Z4」の現行モデルを21年から販売しているビー・エム・ダブリューによると「運転好きの人などが2台目として買うケースが多い」(広報部)と話す。

 ただ、最近では、500万円を超える高級車だけでなく、比較的リーズナブルな価格帯での新車投入も相次ぎ消費者の選択肢が広がってきた。マツダのオープンカー「ロードスター」の価格は249万円超からと外国車の半分以下。ダイハツ工業の軽自動車のオープンカー「コペン」とホンダの「S660」は価格が200万円を切り、ともに販売も堅調に推移している。