伊藤忠が米医療機器サービス会社を買収

 

 伊藤忠商事は9日、米子会社を通じて西海岸を中心に医療モニター向けサービス事業を展開するデジタルネットワークス社(DNG)を近く買収することで合意したと発表した。金額は非公表。

 DNG社は、小型モニター画面上で入院中の患者が食事メニューを選んだり、今後の治療予定や入退院手続きができる双方向システムの設計・開発を手掛ける。伊藤忠は東海岸を中心に病院向けモニターやディスプレー機器を販売し、約4割のトップシェアを持つテレレント社(TLC)を1980年代後半に傘下に収めた。その後モニター機器の設計・施行会社も買収。今回、システム開発会社も買収することで、医療モニターサービスの開発設計、モニター機器販売、据え付けまでの一貫サービスが可能になり、病院向けの提案力を強化する。

 また、DNG社は地域的には西海岸が強く大学病院向け教材開発などTLCの新事業開拓につながると判断した。医療費を抑制したい米国は電子カルテや医療モニター導入を支援し成長期待も高い。