出光の株主総会で“薄氷”の社長再任 賛成率52%にとどまる

 
出光興産の月岡隆社長

 出光興産が28日に開催した定時株主総会で同社の月岡隆社長の取締役再任への賛成率が52.3%にとどまったことが30日、出光が関東財務局に提出した臨時報告書で明らかになった。

 昨年の総会での月岡社長の再任への賛成率は91.6%だった。ほかの取締役9人についても6割前後にとどまった。

 取締役再任の議案をめぐっては、創業家が昭和シェル石油との合併に反対し、反対票を投じた。創業家の持ち株比率は33.92%としている。