ソーラーフロンティア、コスト20%削減の新型パネル展示

 
ソーラーフロンティアは東北工場で生産したソーラーパネルを出品した=横浜市西区

 横浜市のパシフィコ横浜で開かれている「再生可能エネルギー世界展示会」と「PVJapan2016」は30日、2日目を迎えた。新技術への来場者の関心は高く、太陽光発電の専業メーカー、ソーラーフロンティアのブースは来場者でにぎわっていた。

 同社は、最先端技術を結集して6月に本格稼働した東北工場(宮城県)で生産したソーラーパネルを展示。発電量向上と製造コストの20%削減を実現させた。コーポレートコミュニケーション部の吉田聡課長は「新工場は新たな主力製品を製造するとともに、海外進出時のモデル拠点となる」と期待を寄せる。

 イタリアの煙突メーカー、エッメティは欧州連合(EU)の厳しい規格に準拠した薪ストーブ、ペレットストーブ向け煙突を出品した。国内代理店のダレスサンドロジャパンの鵜池俊幸社長は「東日本大震災以降、バイオマス燃料ストーブの利用が伸びており、高性能煙突への需要も増えている。イタリア製は高性能で比較的安価」とアピールしていた。