出光創業家がフェイスブックに専用ページ開設 合併反対の考えを広く説明
出光興産と昭和シェル石油との合併計画に反対する出光の創業家が、フェイスブックに専用のページを開設し、見解を広くアピールする取り組みを始めたことが1日、分かった。ページ上で「直接かつ速やかに、創業家の考えを提供し、正確に理解していただきたい」と開設の理由を説明した。
創業家は、先月下旬に「出光創業家」を名称としたアカウントを作成した。ページ上では、創業者長男の出光昭介氏の考えを示した手記や、出光の経営側に宛てた文書などを公開している。
創業家側は6月、経営戦略に異を唱え、昭和シェルとの合併が適切ではないと主張した。一方、経営側は国内の石油需要が減少しており、生き残りのためには経営統合が避けられないと説明し、対立が深まっている。
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