百貨店やスーパー、おせち商戦スタート 1人前や洋風…多様な生活に対応

 
高島屋が発売する熊本県産の食材を使った「熊本おせち」をPRする「くまモン」=5日、東京都中央区(大柳聡庸撮影)

 大手百貨店やスーパーが今月中旬以降に順次、お節料理の予約受け付けを開始し、関連商戦が早くもスタートする。熊本地震の被災地となった熊本県産の食材を使ったお節が登場するほか、1人前や洋風といった生活様式の多様化に対応した商品を増やしている。

 高島屋は5日、熊本県産や熊本のメーカーが作った食材を詰め合わせた「熊本おせち」を発売すると発表した。ふたや風呂敷、取り箸には、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のイラストをデザインした。価格は1万6200円。

 高島屋は、これまでで最も多い約850種類のお節を発売する。予約は今月28日から受け付ける。

 そごう・西武は、西武池袋本店で今月中旬に予約受け付けを開始する。核家族化などを背景に、1人前のお節の品ぞろえを強化する。

 一方、イオンは10月1日に予約受け付けを始める。肉料理を使った洋風お節などを増やす計画だ。

 同社によれば、正月にお節を食べない世帯が2013年は3割弱だったが、ライフスタイルの変化などに伴い15年には4割まで増えたという。こうした中、各社は多様なお節を提供することで、消費を喚起したい考えだ。