J・フロント、中間決算は減収減益に 通期予想も下方修正、爆買い縮小などで

 

 大丸と松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは4日、8月中間連結決算が減収減益となったことを受けて、通期(平成29年2月期)の連結業績予想を下方修正した。従来の増収増益から一転、減収減益予想となる。

 景気の先行きが不透で個人消費の回復が見込めず、インバウンド(訪日外国人客)の不調も見込まれるため。

 同日発表した8月中間連結決算は、売上高が5.9%減の5392億円、営業利益が12.5%減の190億円、最終利益が14.5%減の128億円と減収減益だった。

 下期の見通しについて、同日、都内で会見した山本良一社長は「将来への不安で消費者は節約志向になっている。インバウンドも客数は昨年より多いが、円高で客単価が下がっている。この傾向は当面続く」と厳しい見方を示した。

 これを受けた通期連結業績予想は、売上高を従来予想より580億円少ない1兆1170億円(前期比4.0%減)に減額。営業利益は50億円少ない450億円(6.3%減)に、最終利益は25億円少ない255億円(3.1%減)に引き下げた。

 また、J・フロントは来年度から指名委員会等設置会社に移行することもあわせて発表した。