韓国大手、韓進海運の経営破綻で待ったなし 業界の世界不況で海運3社がコンテナ事業統合
コンテナ船事業統合で海運3社が会見。右から日本郵船の内藤忠顕社長、商船三井の池田潤一郎社長、川崎汽船の村上英三社長=31日午前、東京・大手町
海運大手3社の商船三井、日本郵船、川崎汽船が異例の定期コンテナ船事業統合を決断した背景には、世界的な船舶の供給過剰により採算が悪化している現状がある。海外の船舶会社の間でも競争激化に対応する巨大再編が相次いでいる。
コスト削減に対する荷主の要請は厳しく、運賃競争が加速している。最近では韓国最大手の韓進海運が経営破綻。所属する船舶が世界各地で入港を拒否され、世界的な製品物流に深刻な影響が出た事例がある。
世界の海運業界では、世界3位がフランスとシンガポール、5位がドイツとクウェートの企業連合となるなど、国境を越えた合従連衡が大きな流れになっている。
今回の統合で誕生する新会社の売り上げ規模は、単純合算で2兆円程度になる見通しだ。ただ、コンテナの輸送能力でみると世界シェアは6位程度にとどまる。統合後の新会社も引き続き厳しい競争を強いられそうで、統合をてこにどこまで合理化を徹底できるかが成否を握る。
▽海運大手3社が定期コンテナ船事業を統合 日本郵船、川崎汽船、商船三井が来年7月
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