NHK経営委、来年10月からの受信料値下げ見送り

 

 NHKの最高意思決定機関である経営委員会が22日、籾井(もみい)勝人会長ら執行部が示していた来年10月から受信料を月額50円程度値下げする案を見送ったことが分かった。「余ったお金を返す」という籾井氏ら執行部の主張を経営委が退けた形で、受信料の使い方をめぐって議論を呼びそうだ。

 関係者によると、執行部はこの日、来年度予算編成をめぐって値下げを再提案したが、経営委は反対で一致したという。石原進経営委員長(JR九州相談役)は委員会後、「予算の中身についてコメントは控えたい」としつつ、個人的見解として、「受信料の値下げは中長期的に考えないといけない」と記者団に述べた。

 籾井氏は9日の会見で、「NHKは『これだけお金が余る』という予算を組めない」と主張していたが、石原氏は「予算作りの工夫の仕方はある。執行部で考えてほしい」と述べた。