プレミアムフライデーの新商品やサービス続々 金曜日にホテルから出勤、お座敷列車でビール堪能…
プレミアムフライデー関連の商品やサービス
24日に始まるプレミアムフライデーに向け、旅行やホテル、鉄道などの各社が次々に商品を打ち出している。金曜日の仕事を早く終えるのに合わせ、夜遅くにチェックインできたり、観光などの特典が付いたりしたプランを提案。価格を抑えてお得感を演出し、消費を盛り上げたい考えだ。
JTBは、1泊2日と2泊3日の金曜日からの専用旅行プランをインターネットで販売している。金曜日遅めの夜でもチェックインや食事ができる温泉宿や、普段の週末では行きにくかった遠方の行楽地を提案する。
テーマパークの入場券など特典も付く。専用プランに合わせ3000~2万円の割引クーポンを用意したが多くは定員に達しており、広報担当者は「反応は上々だ」と話す。
西武ホールディングスは傘下のホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」(東京都港区)で木曜日と金曜日に連泊できるプランを通常より安く提供。金曜日はホテルから出勤し、退社後はネイルケアや六本木でジャズなども楽しめる。「金曜日に休暇を取り、ゆっくりとくつろいでもらうこともお勧め」(広報)という。
JR東日本は新幹線のファーストクラス「グランクラス」を使った東北などへの旅行プランや、都心近郊でお座敷列車に乗りながらビールや特製弁当を堪能できる24日限定の商品を発売した。冨田哲郎社長は「旅行に出かけてみようというきっかけを提案していきたい」と話す。
日本航空は20代のマイレージ会員が高級リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレトマム」(北海道占冠村)を安く利用できるようにした。スキー場の1日リフト券などが付く。羽田-札幌、旭川、帯広の3路線のいずれかを往復利用するのが条件になる。
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