電通、今12月期の単独決算は3割超の最終減益に 労務改善でコスト増に
電通東京本社=東京都港区
電通は14日、今12月期の単独決算での最終利益が31・4%減の631億円の見通しだと発表した。一連の労務改善問題を受け、人員増や機械化など進めるため、コストがかさむ。売上高は1・6%減の1兆5748億円の予想。会見した山本敏博社長は「仕事量で無理はできない」と減収見通しの理由を説明した。
ただグループ企業を含めた連結決算では、最終利益は前期比3・7%増の866億円を見込む。海外事業などが堅調で、売上高も16・7%増の9785億円を見込む。ただ、山本社長は一連の問題が業績へ与える影響については「織り込んでいない」と説明した。問題が長引けば、業績が下振れる懸念もくすぶる。
同日発表した昨年度(28年12月期)の連結決算は、最終利益が835億円だった。決算期を変更したため前期との単純な比較はできないが、前年の同じ期間と比較して実質的に0・5%増だった。売上高も同様に2・4%増の8383億円。
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