任天堂、株主出席が最多の1千人超 ポケモンGOブーム後押しか

 

 任天堂は29日、京都市の本社で株主総会を開いた。昨年の倍近い1072人の株主が出席し、過去最多を記録。ここ数年は500~700人前後で推移していたが、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の世界的ブームや、今年3月に発売したゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調により、株主の期待感が高まったことが後押ししたとみられる。

 任天堂の平成29年3月期連結決算は、米大リーグ、マリナーズの運営会社の売却益もあり純利益が前期の約6.2倍の1025億円と大幅増益だった。総会では君島達己社長が集まった株主に対し、今後もスイッチなどのゲーム機とソフトを一体的に展開しながらビジネスを拡大していく方針を説明した。