ストリンガー氏「報酬額は28日に開示する有価証券報告書にこの情報をいれます。株主さまの関心が高く、指摘があったことをかんがみ、代表執行役の報酬を紹介する。報酬委員会にお願いします」
報酬委員会議長「報酬額は売上高、従業員数の規模などさまざまな要因から決まる。報酬額は定額報酬と業績連動から構成される。ソニーのビジネス規模は7兆円。従業員数17万人 世界140カ国で展開している。事業領域はエレクトロニクスだけでなく、ゲーム、映画、金融と複数の分野に広がっている。サムスン、ノキア、アップル、マイクロソフトなどと激しく世界で競争を展開している。海外売り上げは、7割を占め、海外で優秀な人材を採れるかが重要になってくる。代表執行役はソニーの広範囲な業務執行を行う中核で、グローバルで通用する優秀な人材であることは必須だ」
「2009年度の3人の代表執行役の報酬額は、ハワード・ストリンガー会長兼社長が基本報酬約3億1000万円、業績連動報酬約1億円の約4億1000万円。ストックオプションが50万株。中鉢良治副会長が基本報酬約8000万円、業績連動報酬約7000万円の約1億5000万円。ストックオプションが8万株。大根田伸行副社長が基本報酬約5000万円、業績連動報酬が約4000万円、退職金が約5000万円で約1億4000万円」
《初めて役員報酬の個別開示をしたことに対して会場から拍手が起きる》
中鉢副会長「時間がきましたのであと1人の株主さまからの質問をお受けします」
株主「11月の経営説明会で、中期目標をROE5%としたが見通しはどうか。株主が夢や希望をもてるようにしっかりやってほしい」
ストリンガー氏「大根田副社長にお願いします」
大根田副社長「11月に示した経営目標数値は今の時点で変えるつもりはありません。達成できると信じている」
ストリンガー氏「(製品で)新しい世界を創造し、達成していきたい。それでは予定の審議を終了し、議案の採決に入りますがいかがでしょうか」
《会場から拍手が起きる》
ストリンガー氏「それでは採決に入ります」
《取締役選任など2議案をすべて賛成多数で原案通り可決》
ストリンガー氏「ここで、この後の取締役会で選任する新たな取締役を紹介します」
《新任取締役が順に起立してあいさつ。そして最後にストリンガー氏が日本語で締めくくる》
「みなさん、本日はありがとうございました」
出席した株主は7827人と過去最高だった前年を502人下回った。今年の株主総会は株主専用サイトで生中継を行うなど新しい取り組みも実施したため、出席者数は減少。昨年より3分早い午後12時18分に、2時間強で終了した。