トヨタ自動車の株主総会が24日、愛知県豊田市の本社で始まった。冒頭、初めて議長を務めた豊田章男社長は、大規模リコール(回収・無償修理)など一連の品質問題について、「このたびは品質や安全性に関してご心配をかけておわび申し上げます」と株主に陳謝した。
豊田社長は「株主の皆様から叱咤激励、応援の言葉をいただき、感謝申し上げます」とも語った。その上で、「お客さまの安全を第一に考え、親身になってアフターサービスを行うことで信頼を回復することが何よりも重要。グローバル品質委員会などで、さまざまな改善に取り組んでいる」と再発防止策を説明。「代表取締役全員が月額報酬の一部を自主返納するとともに、業績や経営環境を考え、賞与もゼロにしている」とし、株主に理解を求めた。
豊田氏は昨年6月、14年ぶりに創業家から社長に就任。金融危機による世界的な自動車不況で業績が悪化する中、F1(フォーミュラ・ワン)からの撤退などの改革を進めたが、米国で品質問題が相次ぎ、日本でもハイブリッド車「プリウス」のリコールに追い込まれた。米議会の公聴会にも招聘されるなど、就任1年目はいばらの道だった。
黒字達成もまだスタートライン