トヨタ自動車の株主総会が24日午前10時、愛知県豊田市の本社で始まった。大規模リコール(回収・無償修理)など一連の品質問題について、豊田章男社長が冒頭、株主に陳謝した。
《議長を務める豊田社長が壇上に》
豊田氏「このたびは、品質や安全性に関してご心配をかけておわび申し上げます。株主の皆様からは叱咤激励・応援の言葉いただき、感謝申し上げます。お客様の安全を第一に、親身になったアフターサービスなどで、お客様の信頼を回復することが重要と考えています。(リコール問題を受けて設置した)グローバル品質委員会などで、さまざまな改善に取り組んでいます。代表取締役全員が月額報酬の一部を自主返納しているほか、業績や経営環境などを鑑み、役員賞与もゼロにしました。格別のご理解を賜りますよう、よろしくお願します」
《豊田社長の説明に対し、株主からは時折拍手が起きる。2010年3月期に2期ぶりの黒字となった業績を説明した後、豊田社長は就任してからの「激動」の1年を振り返る》
豊田社長「社長というバトンを引き継いだときに『嵐の中の船出』と申し上げたように、厳しい経営環境でした。(2010年3月期の)業績もたいへん大きな赤字を予測していました。経営資源の選択と集中をはかる決断をしましたが、品質問題もあり、一瞬たりとも気を抜くことができない1年でした。販売店と仕入れ先の皆さん、緊急収益改善活動などで従業員が一丸となりました。また、世界で800万人のお客が当社の車を購入していただき、当初の計画を大幅に上回る改善効果を上げることができました。2期ぶりの黒字決算となり、やっとスタートラインにつくことができましたた。これからは新たな成長戦略に梶を切りたい。変わらぬご指導ご鞭撻をお願いします」
《冒頭の説明が終わり、総会は質疑応答に移る》