【株主総会ライブ】東電(2)事故は「異常な天変地異」と弁明 (2/3ページ)

2011.6.28 10:59

 勝俣会長「2つの動議が出ました。1つは議長の不信任動議。私としてはこのまま議長を務めさせて欲しい。ただいまの動議についてお諮りします。賛成の方は、挙手お願いします。反対の方は挙手をお願いします」

 《賛成と反対はほぼ同数程度に見えた》

 「それでは、反対多数と認めます。もう1つは、議事の運営は、議長の選任事項なので、議長におまかせ頂きたい。一括質問の回答の後に、会場からの質問の時間を取っているので、そこで質疑行いたいと思います。(拍手)」

 勝俣会長「それでは、事前質問表に対する一括質問に回答させて頂きます。それでは多くの株主から質問頂いている経営責任等について、説明します。まず、今回の事故に対する経営責任は、当社は法令基準に従い原発の安全確保に最前努めてきたが、今回のようになり大変申し訳ありません。原発事故で、安全性の信頼を損ね、立地地域はじめ、広く社会の方に不安迷惑かけたことに対する責任を明確にするとともに、事態の収束に向けて、着実に取り組むには継続対応も必要と考えて、この後で審議頂く17人の取締役候補を選任しました」

 「補償に関して、今回の事故は史上まれな津波と地震に見舞われました。原子力損害賠償責任法の第三条第一項のただし書きにある、異常な天変地異に当たります。しかしながら、異常に巨大な天変地異に当たるかについては専門家の意見が分かれるうえ、免責を(東電が)主張すれば、多くの方と長期に裁判になります。その間、国の支援なければ、被害者救済はならず、当社も事業できなくなります。当社が原賠法の免責にあたるとしても、このような事故引き起こした当事者として、重く受け止め、被害者救済をはかると考えています」

(次ページ)「民間事業として電気事業の立て直しを図って参ります」

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