(7)個別報酬は「開示必要なし」 返還は「個人の問題」に戻る
《質疑が続く。会場がざわつき、勝俣会長が「お静かに」と制する場面も》
男性株主「賠償の仮払い金は5月に100万円を1回払われただけだ。正式な補償があるまでこれで暮らせというのか。もう一点は、福島県では、子供が高い放射線の下で学んでいる。子どもたちの疎開に責任を持ってもらいたい。さらに。首都圏の放射線量も高い。子育てをしている親は、本当に心配している。安心して遊べない状況を生み出したことから、首都圏広域の放射線汚染の除去に責任を持つべきだ。この場で表明してもらいたい」
広瀬常務「仮払いは、紛争審査会の第1次指針が出る前に、当座の必要資金として用立ててもらうために始めさせて頂いた。先週までに5万3000世帯に振り込みが終わっています。2回目の仮払いについては現在、指針等と合わせて検討させて頂いている」
小森常務「避難者に心よりお詫び申し上げる。事故後の放射能の放出についは、国などに協力してもらい測定している。東電としては最大限努力していく」
男性株主「東電は、総務部を拡充し、常に株主の意見を聞くべきだ。総務部に連絡しても、ろくに対応しない」
勝俣会長「ご意見として受けたまわります」